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2026.02.16
2026年2月16日、日本、横浜 — マイクロウェーブファクトリー株式会社(MWF)は、次世代衛星コンステレーションのキーテクノロジーとなる非結線型フェーズドアレイアンテナの地上原理実験の成功に貢献しました。本研究は、インターステラテクノロジズ株式会社、東京科学大学(白根研究室)、岩手大学(本間・村田研究室)と共同で、総務省委託事業「電波資源拡大のための研究開発(JPJ000254)」の一環として実施されました。
実験の背景とMWFの役割
本プロジェクトは、1万機から10万機の超小型衛星を編隊飛行させることで、宇宙空間に大規模アンテナアレイを構築することを目的としています。これらの衛星は、物理的な配線を介さずに無線で接続されるため、高度な無線同期技術やアンテナ指向性合成技術の検証が不可欠でした。
この検証にあたり、MWFは衛星間通信用アンテナおよび地上端末との通信用アンテナの設計・提供に加え、電波暗室などの測定環境の提供・構築を行いました。MWFは、超小型衛星を模した筐体に通信用集積LSIとアンテナを搭載し、電波暗室において精密な通信実験を実施することで、原理実証の成功に大きく貢献しました。

【写真:実験に用いた模擬衛星モジュール】
※実験のためフレームで固定されていますが、
実際の宇宙空間では個々のアンテナ(小型衛星)が
独立して編隊を維持しながら軌道上を周回します。
発表学会について
この研究の革新性は高く評価され、IEEE ISSCC 2026(International Solid-State Circuits Conference)での発表に選出されました。「半導体のオリンピック」とも呼ばれるISSCCは、固体回路とシステムオンチップ(SOC)の進歩を発表する世界有数の国際学会です。
▪ 学会名称: IEEE International Solid-State Circuits Conference(ISSCC)
▪ 講演セッション: Session 5: Sub-THz and mm-Wave Phased Arrays and Beamformers
▪ 講演タイトル: A Formation Flight Phased-Array Transceiver for Spatial Power Combining and Distributing Architectures in Direct-to-Device-Communication Satellite Constellations
▪ 著者: K. Yuasa¹, Y. Takahashi¹, S. Watanabe¹, S. Kato¹, S. Ema², G. Hattori², A. Naka³, S. Morioka ³, T. Inagawa³, K. Murata⁴, N. Honma⁴, J. Mayeda¹, A. Shirane¹
▪ 所属機関: 1)Institute of Science Tokyo, 2)Microwave Factory, 3)Interstellar Technologies, 4)Iwate University
今後の展望
今回の地上実験成功を受け、今後は実用化に向けたアンテナ性能の評価や、より大規模な検証において、当社の測定技術と設備を活用し、次世代宇宙インフラの構築に貢献してまいります。
会社概要
【社名】マイクロウェーブファクトリー株式会社
【本社所在地】神奈川県横浜市港北区新横浜3-18-3 新横浜KSビル7F
【代表者】代表取締役 櫻庭 正樹
【事業内容】電波計測システムの開発・製造、電波暗室・シールドルームの設計・施工 他
【コーポレートサイト】https://mwf.co.jp/
本件に対する問い合わせ先
▪ マイクロウェーブファクトリー株式会社
▪ 問い合わせフォーム: https://mwf.co.jp/contact/